「クローゼット・スタジオ通信」その18 ~「超・長尺に挑む! ナレーターはマラソンランナー」~
ボイスダイレクトサービス 登録ナレーター 中村ゆきこ
「クローゼット・スタジオ通信」その18
~ 「超・長尺に挑む! ナレーターはマラソンランナー」 ~
コムワークス「ボイスダイレクトサービス」登録ナレーター・中村ゆきこです。
「ナレーションの宅録」を中心とした、現役ナレーターならではのあれこれ・現場の臨場感あふれる(?)こぼれ話などをお伝えする「クローゼット・スタジオ通信」。
今回もどうぞおつきあい下さい。
2017年も、あっという間に師走ですね。
そろそろ仕事納めモード、でいらっしゃいますでしょうか。
しがないナレーター稼業のワタクシは、相変わらすバタバタ。
今回は先日のスタジオ収録実録です!
~ ~ ~ 「16万字」をイッキ読み! ~ ~ ~
◎超・長尺案件も、やらせていただきます
ご依頼いただく内容は、千差万別。
「一言入魂!」の30秒CM、もあれば、
本1冊を読み通す、「オーディオブック」なんてのも、ございます。
「オーディオブック」は、
近年大手IT企業も参入している「耳で読む本」ですね。
いわゆる、超・長尺、
ワタクシ、宅録で数十冊、制作させていただいております。
超・長尺案件の場合、
外部スタジオにて収録するとなると、場所代が相当かかります。
故に、宅録ナレーターへの発注が、結構あるのですね。
ナレーター側からしても、
自分のペースで進められるし、
小説などドラマティックな表現が必要な場合も、人目を気にすることなく!?
読みに集中できます。
◎16万字超え、頑張りました・・・
そう言うジャンル以外の超・長尺もの、も色々ございます。
パソコンなどでの講座=「イーラーニング」などですね。
動画タイプになっていたりもしますが、
パワーポイントの画像のスライドショーに合わせて、
講義内容のナレーションが流れていくタイプが多いです。
先日は都内のスタジオに、
保険関係のイーラーニングのナレーション収録に行ってきました。
合わせると総尺が100時間分、になるとかで、
私以外の別ナレーターも分担しての大がかりなプロジェクト。
私も、数回に分けての収録に取りかかっています。
先日は、朝から夕方まで、
トータル16万字超のパートを、5時間かけて収録してきました。
こういう現場の場合、気をつけるのは、
「いかに同じテンションで最後まで読み通せるか」
「いかに声を劣化させずに乗り切るか」
・・・ですね。
最初の入りを元気良くやりすぎると、とても最後まで保ちません。
ペース配分を考え、体力・気力を温存し、
体のムダな力を抜いて、一本道を粛々と進むイメージで臨みます。
気分は、まさにマラソンランナー、ですよ。
おかげさまで、
「順調に進めていただいて、ありがとうございます」と、
クライアントからお言葉をいただき、一安心。
・・・まだ数回、同じ現場が・・・。
頑張らねば!
今回の「クローゼットスタジオ通信」はこの辺で。
次回もよろしくお願いいたします!
中村ゆきこでした。
https://sharakubin.com/info/nakamura19/