【写楽便り349号】業務用編集ソフトはどうやって選ぶ? 

━━━【写楽便り349号】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 業務用編集ソフトはどうやって選ぶ? ◇◆
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┃■■■写楽だより No.349 INDEX■■■
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┃1.【インフォメーション】
┃ 業務用編集ソフトはどうやって選ぶ?
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┃2.【豆知識】
┃ データ転送速度って?
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┃1.【インフォメーション】
┃ 業務用編集ソフトはどうやって選ぶ?
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一般向けの編集ソフトは、数千円で販売されているものがいくつかありますが、
今回は業務で編集を行う場合の編集ソフトの選択ということについて考えてみます。
今使用しているソフトに慣れていて他のソフトに変えたくないという場合は、
よほど他と比べて出来の悪いソフトでない限り無理に変える必要はないでしょう。

しかし、よりよい作業環境のため、あるいはこれから導入するという場合には
どの編集ソフトを選択するかということが検討事項としてでてきます。

まず現状についてですが、2~3年前に、都内を中心に業務で映像制作を行っている企業
に直接ヒアリングしたところ、およそ7割程度がFinalCutを使用しており、EDIUS、Premiere
AVID系がそれぞれ1割程度という結果でした。
ただFinalCutが業務ターゲットから民生ターゲットに軸足をうつしたことも
あり、FinalCutからPremiereへ移行しているケースも最近は見受けられます。

中小も含めて一般的な映像制作業務で使用されている編集ソフトとしては上に
あげたように、AVID、Edius、Premiere、FinalCutあたりがメジャーなのでこの
あたりから選択するのが一般的です。

さて、選択する際に検討されるのは以下のような基準ではないでしょうか。

・機能
・価格
・プラットフォーム
・他の取引先の環境

まず単純にプラットフォームというところではMacでなければ絶対ダメということで
あればFinal Cut Pro Xで決定です。
Final Cut Pro Xは機能や使い勝手において業務で使用している方の意見ではあまり
よい評価がないのですが、Macありきという場合は逆に迷うことなくFinal Cutと
なります。

機能的な面では、出来ることはほぼ横並びですが、AVIDのソフトは、操作性において
細かな設定や数値による指定などちょっと他と異なる部分があり、厳密な編集作業が
要求される案件をこなしている制作会社で採用されているケースが多くなります。
そのため逆にいうとそれだけのものを求められていない編集で使用するには、
オーバースペックとなります。

また選択の際に意外と重視されるのが他の関係先の環境がどうかということです。
例えば、外注依頼先や依頼元がMacメインが多い場合はおのずとMacを選択せざるを
得ないでしょう。関係先の環境に合わせることでデータのやりとりなどがスムーズ
になるということもありわりとこの点は考慮しておく必要があります。

Window系ではEdiusとPremiereが候補となりますが、これらの選択基準はどうでしょうか。
まず、機能面では、両者ほぼ同等で優劣はつけられないといってよいと思います。
これらの2つのソフトの場合は、ハードウェア環境を考慮して決めるのがよいでしょう。
例えばハードウェアのスペック、特にメモリやグラフィックボードが高性能であれば
Premiereを選択するのが得策となります。Ediusはある一定のスペック以上のリソースを
使い切らないため、例えばメモリをたくさん積んでもほとんど意味をなさないという
こともあり、せっかくのリソースが無駄になってしまいます。

逆にいうと限られたスペックで軽快に編集ソフトを使いたい場合はEdiusという選択肢
となります。ハードウェアにコストをかけてハイスペック編集機にしたいならPremiere
といった感じでしょうか。

後は細かいところですが、Ediusの場合はDVDオーサリングソフトが編集ソフトに組み入れられて
おり、編集完了からDVD書き出しまでがスムーズです。ただ、手の込んだオーサリング
はできませんが・・・。一方、Premiereは、作業の流れとしてはEdiusほどスムーズでありません。
ただし、同じAdobeのAncoreなどを使用すればある程度手の込んだオーサリングも可能です。
このあたりはどのような案件をこなすことが多いかによってどちらがよいのか決定すると
いうことになるでしょう。

Ediusのオーサリングソフトは安定性でも定評があり、そのままプレスのマスターとして
出しても全く問題ありません。そのため、シンプルなオーサリング+プレスマスター出力
という案件(例えば、中学校の音楽祭のDVD制作など)がメインの制作会社で採用されて
いたりします。

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┃2.【豆知識】
┃データ転送速度って?
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データ転送速度はいろいろな場合に出てくる数値ですが、よくあるのが、ネットワーク
回線の通信速度でしょうか。また動画などのデータに関連してよく登場します。
その場合の表記の仕方としては 下り30Mb/Sや8Mb/Sのように表記されます。

インターネット回線での上り、下りとは一言でいうと上りはアップロード、下りは
ダウンロードということです。当然ながら両者は同じ値ではなく一般的には下りの
方が高速となります。インターネットでは、ホームページデータや各種ファイルを
ダウンロードするケースの方が圧倒的に多く、ユーザー側からサーバーへアップロード
するケースというのはレアケースなのでそのようなことになっています。
インターネットでホームページを見るということはサーバーからホームページデータを
ダウンロードしてきて表示している状態ということになります。

また、30Mb/Sはサンジュウメガビットパーセカンドのように読みますが、これは1秒
あたり30Mbのデータが流れるということを意味し、数値が大きくなるほど高速という
ことになります。このような1秒間に流れるデータ量の数値はビットレートとよばれます。

この概念は動画にもあって、1秒間に流れるデータ量が大きいほどデータ量が多いため
一般的には高品質な動画ということができます。ただし動画の場合は圧縮方式や設定でも
品質が左右されるため、必ずしもビットレートが高い=高品質でない場合もあります。

また1秒間に8Mb/Sということは60秒(1分)で8×60=480Mbのデータ、1時間で480×60=
28,800Mb(28.8Gb)のデータが流れるということもできます。
このような計算をするとファイル容量の計算もできるのですが、ここでちょっと注意が
必要なのが480Mb(メガビット)という単位です。
普通、ファイル容量についてはメガビットではなくメガバイト(MB)といいますよね。

ビットとバイト、bとBの表記の違いですがこれらの単位は別のものです。
1B(バイト)=8b(ビット)となります。そのため480Mbは480÷8=60MBということ
になります。
つまり8Mb/Sの品質の5分間の動画ファイルの容量の算出は、
(8×60×5)÷8=300MBとなります。実際には固定ビットレートと可変ビットレートの
設定があり、可変ビットレートの場合はこのような単純計算はできませんが・・・。
当然ですがファイル容量と時間が分かれば平均ビットレートも算出することができます。

一方、ストレージの転送速度などでは、120MB/Sのような表記が普通です。
もうお分かりのようにこれは120Mb/Sとは別物です。120Mb/Sは15MB/Sでしかありません。

このように、バイトとビットの表記は紛らわしいけど異なる単位になりますので
注意が必要です。

また、ネットワーク回線やストレージの転送速度については、理論値より実測値が
小さくなり、計測方法によっても大分違いが出てきます。100Mbインターネット回線、
1GbLANなどといっても実際の速度はその何分の一ということは普通にありえます。

そのため、LAN内やネットで動画などを流す場合には、動画の平均ビットレートと、同時
に流す本数で理論上の使用帯域は算出可能ですが、そもそもの上限をどう見積るかという
問題があります。

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