コムワークス「ボイスダイレクトサービス」登録ナレーター・中村ゆきこです。
「ナレーションの宅録」を中心とした、現役ナレーターならではのあれこれ・現場の臨場感あふれる(?)こぼれ話などをお伝えする「クローゼット・スタジオ通信」。
今回もどうぞおつきあい下さい。

ナレーターのお仕事現場赤裸々リポート!
スタジオ収録の続編です。

◎スタジオ収録、そのとき机の上には・・・

スタジオでのナレーション収録。
マイクテストが終わると、実際に録音作業に入ります。
業界的には「MA(エムエー)」とも言いますね。
ちなみにMAというコトバ、語源は「マルチオーディオ」の略とのこと。
さておき、今回は映像に合わせてのナレーション収録。
机の上に、いったいどんな物が有るのかというと・・・。

・「マイク」。
性能に合わせて録音レベルなどを考慮し、エンジニアさんが位置を決めて下さいます。
また、こちらから「今回はジャンル的にこういう読みなので、この辺りがいいかもしれません」と希望を出すことも。
すなわち・・・、
「テンション高め(=声を張る)系」の場合は、ちょっと離していただく。
「しっとり落ち着き系」「ささやき系」の場合は近めに、という感じです。
もちろん自分でも、文言によって口の位置を動かして調整する、なんて裏技を使ったりもしてます。

・「モニター画面」。
映像確認のため。
ちなみに録音用映像には「タイムコード」が入っている場合が多いです。
これで、ナレーションの「尺」をカウントします。

・「Q(キュー)ランプ」。
調整室にいらっしゃるディレクターさんからの「読み出し」の合図を知らせてくれるものです。
「はい読んで」という時に、赤くパッと光ります。

・「カフスイッチ」。
ナレーターの手元で、マイクのオンオフを切り替えられるレバー。
もちろん主電源は調整室側にあります。
しかし、拾われては困る音(咳払い等のノイズ・・・はたまた独り言やボヤキなど!?)を送らないようにできるので、結構こまめに入れたり切ったりします。

おわかりでしょうか、ナレーターは最低でも・・・

映像 + 原稿 + Qランプ

を見つつ、喋るのです!

しかも、噛まずに尺に合わせて、もちろん求められた表現を加えつつ。
声だけでなく、目も使います。
「ロンパリ」になりそうです。
「動体視力」の良い方は、じつはナレーターに向いてます。

そして。
私の「秘密兵器」。

私物で「見台(けんだい)」を持ち込みます!

こいつは全く「頼れる相棒」で、今まで数限りない現場で助けてもらっています。
とはいえ、近所のスーパーの店頭ワゴンセールにて1000円ちょっとで手に入れた物なんですけど。

この「出来るヤツ」に関しては、次回。

今回の「クローゼットスタジオ通信」はこの辺で。
次回もよろしくお願いいたします! 
中村ゆきこでした。

「クローゼット・スタジオ通信」その7   ナレーション収録の現場実録!その3 ~スタジオ収録~