コムワークス「ボイスダイレクトサービス」登録ナレーター・中村ゆきこです。

「ナレーションの宅録」を中心とした、現役ナレーターならではのあれこれ・現場の臨場感あふれる(?)こぼれ話などをお伝えする「クローゼット・スタジオ通信」。
今回もどうぞおつきあい下さい。

今回は、題して「宅録ナレーターはツライよ」!

ぶっちゃけ、

「こんなことで困りました」実録です。

ボヤキ、愚痴に傾きますが、どうぞご容赦を・・・。

かなりの確率で「シリーズ化」になると思われます、ハイ。

では、行ってみましょう!

◎「仮ナレ」で困った!

映像・動画に当てるナレーションの場合、

最近は、あらかじめ動画をご送付下さるクライアント様も増えています。

こちらとしても、雰囲気がつかめるので大いに助かります。

そして、さらに!

ご担当者様による「仮ナレ(仮のナレーション)」を入れてくださることも。

これが、なかなかの聞き物!

中にはプロ級の喋りのものもあり、

「このままで良いんじゃない!?」と焦りを感じてしまうことも・・・。

ご担当の皆様、苦心していただいています。

・・・もとい、こういった「仮ナレ」も、

そのナレーション音声で「尺取り
  (=それぞれのナレーションパートの長さを測る)」が出来るので、

ほぼ、助かります。

この「ほぼ」が、ミソ。

「助からない・・・」場合も、あるんですねぇ。残念ながら・・・・

こちらが仮ナレでチェックさせていただく点は、大きく2つ。

その1・それぞれの尺(長さ)

その2・固有名詞のアクセント

1は、喋りのスピードを把握・確認します。

こちらは秒数がカウントできるので、問題なし。

問題は、「2」。

「固有名詞のアクセント」です。

このコラムをここまでお読みの方は、ピンと来てらっしゃるかと思いますが。

先日、ご依頼いただいた動画の案件でのこと。

商品名のアクセントを仮ナレに倣って制作、納品したところ、

後日クライアント様より「アクセント修正依頼」が入ってしまいました。

仮ナレを喋っていただいたのは、商品発売元の方では無く、

制作会社のディレクター。

しかも、やや特殊なジャンルの商品でしたので、

商品名の音声化に迷われたのも、ムリはございません。

・・・とは言え・・・こちらとしては、

仮ナレ入りの映像も、クライアント様のチェックをいただいたものとして、

当然、仮ナレのアクセントも正しいものとして判断、

それに合わせて制作させていただいたワケです。

ところがどっこい。

当然、修正対応させていただきました。

(数カ所でしたので、追加料金は無し!
 制作会社様には恩を売りました・・・)

しかし、完成までに余計な時間がかかってしまったことになります。

制作会社様には、

「仮ナレを入れていただく場合、
何はなくとも(!?)固有名詞のアクセントは正確にしていただくと助かります」と、

ちょいと念押し気味に申し入れ。

こちらも、

「事前の原稿確認は、慎重すぎることは無し」と学習しました。

受注時に少しでも不明点、曖昧な点があれば、

速やかに確認をするべし、と肝に銘じました。

改めまして、

宅録ナレーション、発注は「最初が肝心」。

今回の「クローゼットスタジオ通信」はこの辺で。
次回もよろしくお願いいたします! 
中村ゆきこでした。