コムワークス「ボイスダイレクトサービス」登録ナレーター・中村ゆきこです。
「ナレーションの宅録」を中心とした、現役ナレーターならではのあれこれ・現場の臨場感あふれる(?)こぼれ話などをお伝えする「クローゼット・スタジオ通信」。
今回もどうぞおつきあい下さい。

今回も「ナレーションの宅録」のプロセスを大公開、

合わせて「ご発注のコツ」も織り込みつつ・・・。

続・成功のための「宅録ナレーション原稿作成のコツ」!

前号では、

・ルビ(読み仮名)
・アクセント

・・・のご指定基準についてご紹介しました。

くどいようですが、

「良きに計らえ(=現場ナレーターにお任せ!)は、失敗の元」!

短納期で高クオリティのナレーション音声を制作させていただくために、

より良い作品をご一緒に作り上げるという「思い」を、

「原稿への詳細指示」という形でお示しいただけますと幸いです。

◎宅録ナレーターの「原稿チェック」 ~読み方・アクセント編その2~

   ~ ~ ~ 「読み方」ご指定の基準 詳説 ~ ~ ~

前号では、「当用漢字以上の漢字」「人名」「地名」「社名」「商品名」

には「ルビ(読み仮名)」指定をいただきたい、とご紹介しました。

つまり、「かなりの割合の名詞」となります。

ほぼ、「固有名詞」と言い換えられると思いますが。

「貴社、貴業界のことを全く知らない高校生」に読んでもらっても、

理解できる(=漢字の読みという点では戸惑わなくて済む)文章・・・

この辺りを基準と考えていただければ、間違いありません。

特に人名・地名は、

「この表記で、こう読むとは・・・」という、「まさか!」が多々ありますので、

要注意項目と言えるでしょう。

   ~ ~ ~ 「アクセント」ご指定の規準 詳説 ~ ~ ~

こちらも前号では、

「地名」「社名」「商品名(業界専門用語を含む)」がご指定規準とご紹介。

日本語の発音には、ある一定の法則があります。

ナレーターは、
いつでも高クオリティのナレーション音声をご提供させていただくために、

そういった文法的知識の習得はもちろん、

発声・発音の訓練や、新語などに対しても知識を広げ研鑽を続けています。

はじめて接する言葉に対しても、

自分のこれまでの知識や経験の蓄積から、
「この言葉は、こう音声化するのかな」と推測し、カンを働かせます。

この方法で、かなりの割合でOKをいただくことが多いです。

(その「カンの鋭さ」が、ナレーターの実力の一つ、かもしれません・・・)

が、しかし!

「地名は、地域での発音(ローカルアクセント)で読んで欲しい」
「社名はこのアクセントで」
「商品名は業界特有のアクセントで読んで欲しい」

などといったご希望は、あらかじめのご指定が必須、となります。

「こっち(発注元)ではみんなわかっているから、ナレーターもわかるだろう」

とは、お考えいただかず(!?)、

原稿作成後は、できるだけ第3者に目を通していただくことがおすすめ。

しかも、色々な立場の複数の方々に、です。

(この場での「第3者」は、社内の別部署や、
 原稿執筆ご担当様の中高生のお子様・・・などが良いかと。
 もちろん情報漏洩にはご注意いただいて!)

「わかりやすさ」を客観的に判断するワンステップを踏んでいただくだけで、

その後の進行が劇的にスムーズになること、請け合いです!

今回の「クローゼットスタジオ通信」はこの辺で。
次回もよろしくお願いいたします! 
中村ゆきこでした。

「クローゼット・スタジオ通信」その12   自宅でナレーション音声を録音 ~「宅録」のプロセス その4 ~